「発達障害と診断されたら保険に入れない」これって本当? | ファイナンシャルフィールド

発達障害関連のニュース記事を紹介しています。今回紹介する記事は、「発達障害と診断されたら保険に入れない」これって本当? | ファイナンシャルフィールドです。

「発達障害=保険に入れない」ということではありません。ただし、入れる保険が通常よりも限られてしまう、というのは残念ながら事実です。

私も生命保険勤務の知り合い、精神科の医者、大手の生命保険会社に問い合わせしてみましたが、発達障害と診断された子が保険に入れない事実はあります。どういう保険に入れないか、というところが気になります。もちろん一般の保険加入で必要な「告知」を行う必要があります。

一般の生命保険、医療保険

生命保険や医療保険は、告知の項目が細かく設定されていて、加入条件が厳しくなりがちです。メンタルクリニックへの通院歴があるだけで、保険加入を断られてしまうこともあります。

ただし、保険会社によって基準にばらつきがある

私も保険会社へ電話で問い合わせたことがありますが、「精神疾患などがある場合は入れない場合はありますがその診断内容と程度によります」。とのことでした。しかし鬱がほとんどで、他の診断内容で加入できなかったケースは私にはちょっとわからない・・・と、大手3社とも同じような反応でした。

引受基準緩和型の生命保険、医療保険

(中略)「持病や手術歴があっても加入できる」と宣伝しているような保険ですね。ただし、入りやすい分、「引受基準緩和型」のほうが一般的に保険料は割高

これに入れないということはなさそうです。

個人賠償責任保険

相手の体や相手の持ちモノを傷つけてしまったときの損害賠償請求に備えるものです。(中略)火災保険や自動車保険などの特約として月100円ほどの保険料で追加することができ、家族全員が保障対象になります。生命保険ではないので告知の必要はありません。

良い情報ですね。多動や共感性が少なく感情的になりやすいなどなどであれば入りたい特約です。

ぜんち共済

ぜんち共済は、発達障害や知的障害などを抱える方専用の保険で、告知は必要ありません。

告知がポイントだと教えてくださっています。

以上、いろいろ思い出してしまうニュースでした。

診断をもらうということの重み

私的な考えでは、保険会社が加入を断る趣旨は「発達障害の診断内容が、重い鬱に近い行動を考えられる場合」一般の保険加入は難しいということだと思っています。

住宅ローンも組めなくなる場合も、という話も聞きます。

問題は、関係者(園や特別支援担当者や心理カウンセラー、教師)がそれも知らずに「診察に行ってください。まったく何も問題ありません。大丈夫ですよ。療育施設にも行けるようになります」とテンプレ的な流れで事を進めている現状です。

いろいろな発達障害がありますが、大枠で「自閉症スペクトラム障害」という名称に昨今なりました、グレーゾーンが多いいという意味合いの強い名称です、こどもがご機嫌で問題の少ない日もあることでしょう。将来こどもの状態が改善されるかもしれない・・・ さてこの段階で診断をもらってもいいだろうか?と悩む発達段階にある子の割合はかなり多いのではないでしょうか。

そういった発達段階、グレーゾーンにいるこどもに診断をもらうことは、将来の足かせになる場合があるということです。定型な大人になったとしても、加入時に「5年以内」のように診察記録範囲指定がない場合は、幼少時であろうとすべて「告知」せねばなりません。

また療育施設への勧めも同様です。行ったことも見たこともないのに「良い施設だと思います」と勧めてくる関係者に腹が立ちます。名をあげた療育施設を見学してみれば、未就学から小学6年生まで一緒、やってることはDVDを流して子どもたちはぼんやり時間をつぶしているだけ、ついているスタッフはアルバイト1名、そんな施設。一体何が「良い施設」「大丈夫」なのでしょうか。

余談ですが、お医者さんも、こどもと同時に親を見ています。そして親の気持ちに配慮する方も多いことでしょう。ストレートに書くと、「親が発達障害の診断を求めている」「療育施設に入りたがっている」場合、グレーゾーンが多く判断が難しい分野にもかかわらず初日で診断をくれることも普通にあります。そしてこれは優しさでもあります。

こどもが診断をもらい社会的な保護をもらうべき段階にあるのならスムーズでとても良いことですが、まさにグレーゾーンにいる場合、「将来の足かせ」も考慮したほうが良いように思えます。

また親に配慮ではなく、判断が難しいグレーの場合でもすぐに初日で黒いほうに診断するお医者さんがいる、ということもネットで散見されます。診察に行く、ということはなかなか重たいものなのです。

Posted by RICK